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音楽好きのふたりが暮らす、インダストリアルな空間

  • CATEGORY.
    暮らし紹介
  • DATE.
    2018.08.30
  • KEYWORDS.
    ふたり暮らし , リノベーション , インダストリアル , 音楽 , マンション

2年前、北海道・札幌の中心地に中古マンションを購入し、フルリノベーションしたyokoyumyum(ヨコヤムヤム)さん夫婦。外観は、昭和感漂うレンガ貼りのマンションですが、玄関ドアを開けると、そこは全くの異空間! コンクリートのあらわし天井に、直線的なアイアンシェルフ、オールブラックのDJブース……と、インダストリアルな空間が広がります。「この家が人生を変えてくれた」と話す、お二人の「好き」に囲まれた暮らしを覗いてみましょう。

yokoyumyumさん

ファッション系広告代理店を経て、結婚を機に東京から札幌へ移住。2016年7月中古マンションを購入し、『インダストリアル』をデザインテーマにフルリノベーション。ブログではリノベーションに役立つ情報や、自身の体験を通して感じたリアルなエピソードなどを更新中。
http://www.yokoyumyum.com
Instagramアカウント:@yokoyumyum

yokoyumyumさん宅の間取り図。LDKを極力広く確保するため、寝室とゲストルームはコンパクトに。西向きのリビングに差し込む、午前中の柔らかい光がお気に入り

趣味の時間はエネルギー源。「利便性の良さ」がマストだった

yokoyumyumさんご夫婦の住まいは、築33年のマンション。さっぽろ雪まつりで有名な大通公園近くという便利なエリアにあります。

「利便性の良さは、マンション探しの最優先事項でした。共通の友人が多く、飲みに行って帰りが夜中になったり、夫婦共に趣味でDJをしているのでタクシーを気軽に利用できる、もしくは歩いて帰って来れる場所にどうしても住みたくて。将来的に車を手放しても交通に不便しない、という点も重視した理由のひとつです」

DJをしたり、仲間や友人と出かけたりする時間は、夫婦にとって大切なエネルギー源。だからこそ「利便性の良い立地に建つマンション」という選択は、必然だったそう。

「近所に住む友人たちに『今、飲んでるんだけど来ない?』と誘っても、すぐに駆けつけてくれるので、楽しい夜が以前より増えました(笑)。終電やタクシー代を気にせずに遊べるので、精神的にすごく自由ですね」

異素材が共鳴し合う、オリジナル空間

趣味も同じであれば、好きな空間のテイストも同じ–––––。ご友人達に「こんな夫婦いない!」と驚かれるほど、お互いの「好き」が自然とフィットしているyokoyumyumさん夫婦。

そんな二人が目指したのは、木材のぬくもりにアイアンやコンクリートなどの硬質な素材をミックスした、無骨でシャープな空間。特にこだわったのは、コンクリートあらわしの天井と配管だといいます。

「天井を高くしたかったのはもちろん、もともと無機質なテイストや素材感を活かした空間が好きなので、コンクリートはあえてむき出しにすることに。天井がブチ抜かれ、40cm以上高くなった天井を見た時は、夫婦で思わず歓声! 大工さんが一枚一枚丁寧に作業してくださった、無垢の床も気に入っています」

また、キッチンカウンターの上にはアイアンラックを。壁の一部に、サブウェイタイルやブリックタイルを使ったところもポイント。異なる素材が共鳴し合うこの空間は、ただのインダストリアルではない、素材感を生かしたお二人だけのオリジナルな空間に仕上がっています。

大きなソファを贅沢に置けるリビングにしたくて

「家族や仲間が集うリビングは、ゆったりとくつろげる場所にしたい」

3LDKだった間取りを2LDKへリノベーションしたのはそんな想いから。約20帖ののびやかで心地よいリビングの中心には、ご主人がごろんと横になっても余裕がある大きなソファをレイアウトしています。

「自宅にいる時は、ソファの上でブログを書いたり、テレビや映画を観たり、お酒を飲みながらまったり話をしたり。家族の時間はソファ周りが中心なので、身を委ねたくなる、大きなソファをおきたかったんです」

ソファと並んでリビングのもうひとつの顔になっているのが、DJブースとお気に入りのCDを収納したラック。

「ブース(棚)は自分たちでDIYしたものですが、設計士さんに寸法をお伝えし、リビングの壁に収まるようにしていただきました。また、壁面を使って大量のCDを“見せる収納” にしたい!というのも私たちの希望でした。長い長い足場板とアイアンで造作したラックは、リビングのフォーカルポイント(視線が集まる場所)に設置したので、インテリアの一部にもなってお気に入りです」

好きなものを好きな場所に飾り、日常の何気ない風景を楽しむ

yokoyumyumさんの暮らしには、住まいへの愛情がそこかしこに感じられます。聞けば、より居心地のいい空間を目指して、夜な夜な小さな模様替えを繰り返しているのだとか。開催するのは、大抵平日の夜。

「家事をひと通り終えて、ソファに座った瞬間、急に思い立ってしまうんです。植物のレイアウトだったり、スピーカーの位置をあーでもないこーでもないと自分の中でしっくり来るまで、ひたすら調整しています。『またやっちゃった、明日も早いのに……』って後悔するんですけど、結局心は満たされているという(笑)」

「主人ですら気がつかない、些細な改善」と本人は笑いますが、ふと目に入るたびに幸せになるのだそう。日常の何気ない風景をより自分好みにしていく事も、心地よく過ごす秘訣なのかもしれません。

住まいが「生き方」を変えてくれた

この家に住むようになり、yokoyumyumさんの人生は大きく変わったといいます。

まずは、リノベーションを機にはじめたというブログ。リノベーションする際に、得た知識を役立ててほしいと開設したところ、読者から問い合わせが来たり、メディアに自宅を掲載するなど、様々な出会いに繋がりました。暮らしに対する意識が広がり「ライフスタイルリフォームアドバイザー」の資格も取得したそう。さらには、住宅関連の仕事へ転職したというから驚きです。

「一日中好きなことを考えていられて、幸せです。自分の中では、暮らしと仕事がシームレスになって、とても心地いい。リノベーションした事で、人生がより豊かになりましたね」

「家は人生最大の買い物ではなく、人生のプロジェクト!」

そう話すyokoyumyumさんの顔は、未来に向かって明るい。将来を見据えながらも「好きなものを諦めず、今を楽しく暮らすこと」を大切にリノベーションした家。都会の真ん中で叶えた、yokoyumyum さんの住まいは「自分の軸を持って、住まいを作ること」の大切さを教えてくれました。